ペットオーナーのための
インターネットの楽しみ方

 インターネットは、ペットの飼い主(将来飼い主になる人)にとって、有益な情報が得られる大変便利なツールです。また、メールや掲示板、チャットなどを通して、飼い主さん同士おしゃべりすることも楽しいですね。
 こうした目的のためにインターネットを利用している飼い主さんが増えていますが、中には
ネット上で遭遇するかもしれないリスクについて認識が不足していたために嫌な思いを経験する人も少なくないようです。
 ここでは、ネット上で嫌な思いをせず、楽しくやっていくノウハウをお伝えしようと思います。
 〈注〉初心者向けです。わかりやすくするために、厳密には正確とは言えない表現を用いている箇所もあります。

Index
 ネット全般  ・・・  基本マナー プライバシーの保護 情報の信憑性 
 メール関連  ・・・  ウイルスメール デマ&チェーンメール メールのマナー 
 掲示板関連  ・・・  メールとの違い 掲示板のマナー 不愉快な書き込み 質問する前に 
 文中の マークをクリックすると参考ページを表示します。


 ネット全般
  ■基本マナー(ネチケットはじめの一歩 ネチケット道場
 ネチケット(ネットのエチケット)と言っても、特殊なことではありません。
 要は日常マナーと同じく、『人に迷惑をかけないようにしましょう』ということです。

 ネット上のコミュニケーションでは、メールであれ掲示板であれ、相手の表情を見ないで情報を交換することになります。通常、人間は言葉だけでコミュニケーションをしている訳ではありません。表情が見えないと真意が正確に伝わりにくくなります。このことをふまえ相手を不愉快にしない表現を選ぶようにしましょう。また相手からどんなに不愉快な表現が送られたとしても「不愉快にならない心構え」を持っていることが、長くネットを楽しんでいくコツでもあります。

 特にペット(生き物)に関わるコミュニケーションは、命にまつわる話題でもあり、人それぞれの信念や価値観、宗教観などが深く関わってくるため、考え方に食い違いがあると、激しく対立して収拾がつかなくなることが多いようです。もしも掲示板などの不特定多数の人が集まる場所でのバトル(激しい討論)が始まったら、他の参加者達に迷惑をかけることになります。

 たとえ考え方が異なったとしても、相手の立場を十分に尊重し、自分の考え方を押しつけないようにしましょう。


  ■プライバシーの保護
 インターネット上の情報は誰でも見ることができます。大切な個人情報をネット上に晒すことのないように注意しましょう。本名や住所、電話番号、性別、年齢、職業、顔写真などの個人の情報は、必要のないときには公開しないようにしましょう。これらを掲示板やメーリングリストなど不特定多数の人が見れる場所に載せることはとても危険です。嫌がらせを受けたり、必要のない広告が大量に届くことにもなりかねません。

 またクレジットカードナンバーや、各種暗証番号・パスワードは絶対に知らせてはいけません。メールは盗み読みされる可能性があるので、これらのシークレット情報をメールで送ることも危険です。

 メールアドレスは、電話番号や住所と同じ個人情報です。もしも「悪意を持った人間に渡ってしまったら」ということを考えて慎重に取り扱うようにしましょう。
 例えば、悪質な業者やマナーの悪い業者にメールアドレスが渡ってしまったら、そのアドレスに見たくもない内容のメールが次から次へと送られてくることになります。それはアダルトサイトの宣伝や、ネズミ講などの違法行為の勧誘だったりすることもあります。

 しかし、ネットを利用するためにはある程度メールアドレスを公開しなければならず、悪意のある者にアドレスが渡る可能性を完全にゼロにすることはできません。
 私が知っている最も安全なやり方は、メールアドレスを複数用意して使い分けることです。掲示板など不特定多数に知らせる場合はいつでも登録解除できるアドレスを使用します。ホットメール(hotmail)などの無料のメールサービスを利用するといいでしょう。


  ■情報の信憑性
 インターネットでは非常に多くの情報が得られます。その中から有益な情報を見つけることができれば、より良いペットライフをおくるきっかけになることでしょう。
 しかし、ネットで得られる情報は正しい情報だけとは限りません。ホームページは誰でも作ることができますから、誤った知識や偏った知識を持った人が作ったページには正しくない情報があるかもしれません。

 ですから、インターネットで情報を探すときは、書かれていることをそのまま鵜呑みにするのではなく、常にその情報が正しいのか誤っているのかチェックすることが大事です。

 情報が正しいものなのか確認するには次のような方法があります。

(1)複数の情報を照らし合わせる!
 情報が一つだけでは正しいかどうか判断できません。2つのホームページで異なることが書かれていれば、どちらかが(あるいは両方)間違っていると考えられます。3つのホームページを調べて、2つは同じことが書かれていて1つは違っていたら、1つの方が間違っている可能性が高いでしょう。このようにして、多くのページを調べて、より多く書かれている内容が信憑性が高いと考えましょう。ただし、誤った古い情報が蔓延していることもあるので、多数の意見だからと言って過信してはいけません。

(2)情報の発信者が信頼できるかどうか?
 ペット関係の情報なら、獣医さんが書いているページは比較的信憑性が高いと言えます。ペット関連業者は詳しい情報を持っていそうですが、購買意欲を高めることを優先して「正しい情報かどうか」十分に調べていないこともあるので注意が必要です。
 どんな人が書いているかをチェックすると同時に、どんな目的で書かれているのかも判断基準にしましょう。

(3)いつ書かれたものか?
 動物の飼育方法は常に進歩し、改善されています。「数年前までは正しいと考えられていた情報が実は間違っていた」ということも少なくありません。なるべく新しい情報を得るようにしましょう。
 中にはいつ書かれたのかわからない情報がありますが、発信期日が書かれていないということは、書いた人が情報の正確さを軽視しているとも考えられるので、発信時期が不明な情報は鵜呑みにせず他の方法でもチェックしましょう。


 メール関連
  ■コンピュータウイルスウイルスコンサルティングセンター
 コンピュータウイルスは動物の感染症ウイルスと同様に、感染者自身がダメージを受けるだけではなく、他者にもウイルスを感染させダメージの影響範囲を広げてしまいます。自分だけの問題ではありませんから、責任を持って対処しておきましょう。
 コンピュータウイルスの感染を防ぐために重要なことは次の2点です。

●コンピュータウイルスは実行形式のファイルを開かなければ感染することはありません
メールソフトによっては自動的に添付ファイルを開いてしまうことがあります。


 この2点の意味や理由がよくわからない人や、どうしたらいいか見当が付かない人は、取りあえず次のことを実行しておきましょう。

(1)ウイルス対策ソフトを導入し、定期的に更新作業を行う。ウイルス119番
(2)メールソフトのHTML形式ファイルの表示(プレビュー)をオフにしておく。ウイルス119番
(3)添付ファイルがあっても安全が確かめられるまでファイルを開かない。
 (例え親しい知人でも、知人が知らない内にがパソコンがウイルス感染していることもあります)


  ■デマメール・チェーンメール
 デマメールとは嘘の内容(デマ)の書かれたメールのことです。また、転送を繰り返すメールをチェーンメールといい、デマメールの多くがチェーンメールとして広がっていきます。デマメールを嘘とは知らずに知人に転送してしまうと、信用を失ったり、人間関係を壊す原因にもなるので注意が必要です。

 チェーンメールは内容によっては(デマでなければ)一見問題がなさそうですが、メール転送を繰り返すうちに受信者が爆発的に増えて様々な問題を引き起こす危険性を持っており、明らかにマナー違反です。(例えば膨大な受信者が、最初の発信者に問い合わせのメールを送れば、最初の受信者のメールサーバーがパンクすることがあります)

 有名なチェーンメール(デマ)の例を挙げておきます。連鎖メール拡散防止プロジェクト推進協議会
●タイプ1 (動物好きを狙ったもの)
ペットショップが潰れて、ミニチュアダックス○○匹の引き取り手を捜しています。○月○日○時までに引き取り手が見つからなければ処分されてしまいます。なるべく多くの知り合いにメールを送って引き取り手を見つけてください。

●タイプ2 (パソコンユーザーを狙ったもの)
メールを受信しただけで感染してしまうウイルスが出回っています。今現在どのウイルス対策ソフトも対応できていない非常に危険なウイルスです。もし、WINDOWS\SYSTEMフォルダに○○.EXEというファイルがあれば、ウイルスに感染しているので、直ぐに○○.EXEファイルを削除して、友達にも教えてあげてください。

 ※これらは悪質なチェーンメールです。内容は無視し、絶対に転送しないでください。


  ■メールのマナー
 日常マナーからは連想しにくい、メール固有のマナーを挙げておきます。
 これらはメールに関わる技術的な制限があるためにマナーとされています。メールユーザーはWindowsだけではなく、MAC、UNIX、ワープロ、ゲーム機、携帯など、自分のものとは異なる機種でメールを受け取るかもしれないことを考慮しましょう。また、同機種で実害はないとしても、マナー違反を嫌う人もいるので、マナーは守っておくのがベターです。

(1)テキストメールを使い、HTMLメールは使わない。(HTMLを使うときは確認してから)ウイルス119番
(2)ウイルス対策をしておく。(相手にウイルスを送らないように!)
(3)実行形式ファイルは必ずウイルスチェックを行い、確認を得てから送る。
(4)サイズの大きなファイルは確認を得てから送る。
(5)機種依存文字は使わない。通信では使ってはいけない文字
(6)長文は控える。長文になったら数行置きに空白行を入れ読みやすくする。
(7)全文引用は避ける。
(8)シグネチャ(文末の署名)を付けるときはシンプルに。
(9)わかりやすいタイトルを付ける。


※おまけ
 最近のウイルスの多くは、利用者の多いMicrosoft社のOutlook Expressを狙っています。
 他のメールソフトを使うことで、ウイルスの危険は格段に減ります。

 掲示板関連
  ■メールとの違い
 ここでは掲示板・チャット・メーリングリストなど(以下「掲示板など」)1対多のコミュニケーションについて書きたいと思います。これらはいずれも基本的に自分自身と不特定多数のコミュニケーションとなります。不特定多数というのは、まったく見ず知らずの他人も含まれることを意識しておく必要があります。友達なら言ってもよい言葉でも、赤の他人に対して言ったら失礼になるということはありますよね。メール以上に表現に気をつけなくてはいけません。

 特に、他者の書き込みと異なる意見(反論・批判)を書くときは、相手の立場を尊重し、気分を害さないように慎重に表現を選ぶ必要があります。大勢の見ている前で、立場がなくなるような反論を書かれたら大抵の人が嫌な気分になりますからね。

 掲示板などで書き込む人が少ないと、1対1の対話になることがあります。しかし、こんなときも不特定多数の人がその対話を見ていることを忘れてはいけません。メールのつもりで誰かの悪口を書いたら、本人が見ていたなんてことも起こります。
 特定の組織(メーカーやショップ・動物病院など)の批判も控えた方が無難です。関係者が見ているかもしれませんし、内容によっては名誉毀損などで訴訟に発展するケースもあります。

 「ネット全般」でも書いたように個人情報も漏れやすいですから、掲示板などに大切な個人情報は載せないように注意しましょう。また他人の個人情報も載せてはいけません。

 また、プライベートな会話や内輪ネタのように、大多数の人には無関係な話題は控えるようにしましょう。特にメールの内容を掲示板などに持ち込むと、第3者には話の流れが掴みにくく、誤解されやすいために思わぬトラブルを招くこともあります。
 メールに書くべき内容と、掲示板に書いてもよい内容をしっかりと区別しましょう。


  ■掲示板などのマナー
 掲示板などは不特定の人が集まる共有のスペースです。その場のルールやマナーやに従うようにしましょう。

 その場の雰囲気もつかみ取り、雰囲気を壊すような書き込みは控えなければいけません。その場の雰囲気が好きで集まってきている先住者もいます。もしも誰かが突然あらわれて雰囲気を変えてしまったら、その先住者は行き場を失ってしまうかもしれません。

 動物関係であれば、飼育方法や病気について真剣に話し合っているところもありますし、「うちの子が一番かわいい〜♪」といった内容で盛り上がっているところもあります。自分にあった掲示板などを見つけて参加するようにしましょう。自分にあわない掲示板などには関わらないのが賢明です。

 「メールのマナー」(5)〜(9)は、掲示板などにも該当します。マナーに反する行為は掲示板が「荒れる」原因にもなるので控えましょう。またマナーを守らない人を非難することは荒れる誘因になることも心得ておきしましょう。


  ■不愉快な書き込み
 掲示板などに、わざと嫌がらせようとして書き込みする人がいます。そのような人を荒らしといいます。例えば、ある動物好きな人が集まっているところで、その動物の悪口を言ったり、動物虐待をほのめかすような書き込みが「荒らし」です。

 もしも参加している掲示板にこのような不愉快な書き込みを見つけてたとしても、その書き込みに反応するのは控えましょう。「不愉快だ!」などと反論してはいけません。誰かが不愉快がっているのを見れば、恐らく「荒らし」は面白がってさらにエスカレートします。

 荒らしは放置!が鉄則です。

 荒らしではなくても、表現上の行き違いで不愉快と感じられる書き込みに遭遇するかもしれません。そんなときも感情的になって反論してはいけません。感情的な反論はお互いにヒートアップして収まりがつかなくなることがしばしばあります。相手をヒートアップさせない自信があるのなら細心の注意を払って意見を書いても構いませんが、その自信がないなら、その書き込みは読み流しておくのが無難です。

 どうしても目に余る不愉快な書き込みがあって、何かせずにいられなくなったら、掲示板などには書き込まず、管理者にメールで連絡を取るようにしましょう。掲示板などに書けば第3者を巻き込み大迷惑となる危険があります。


  ■質問する前に
 掲示板などで質問すれば飼育情報を得ることはできますが、病気で返事を急ぐ場合は、書き込む前に動物病院へ連絡(電話)をしましょう。掲示板などでは、書き込みを読んでから返事が返ってくるまでどれくらいの時間がかかるかわかりません。その間に様態が悪化してしまっては大変です。

 飼育相談を受け付けている掲示板などで、同じような質問ばかりが続くと、答える人も掲示板を読んでいる第3者も、たいていの人は「またこの質問か…」と嫌になってきます。
 質問を書く前に自分自身で、その質問の答えがどこかに書かれていないか探してみましょう

 まずは、掲示板の過去の書き込みを読んで、同じ内容の書き込みがないか確認しましょう。掲示板と同じサイトに飼育情報のページがあったり、Q&Aが用意されていることもあります。
 また検索エンジンで質問内容のキーワードを検索すれば、必要な情報が手にはいることがあるので、検索エンジンを有効に活用しましょう。Yahoo! JAPAN

 質問に答えてもらったら、返事を書くことも大切なマナーです。動物病院で診療したりして新たな情報が得られたときは、その情報を掲示板などにフィードバックしましょう。


 

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